【体験談】日常のなかのヒッポ

「ちょー(今日)、幼稚園おやしゅみ?ヒッポいく?行きたい〜!」

毎週土曜日になると4歳半になった息子が、こう問いかけて来るようになりました。

ヒッポの会場までは片道50分。息子が0歳後半から通い出して、当時は意味も分からずただ私に連れて行かれていたはずが、今では自分からヒッポ行きたい!と。
成長を感じると共に、彼の中でヒッポに行くことが大切な日常の一部になっていることに驚きと嬉しさが込み上げます。

幼稚園にはたまに行き渋りがある息子ですが、ヒッポにはありません。
彼にとってヒッポってどんな場?改めて考えてみると「そのままの自分で楽しめる場」ということだろうと思います。

少し繊細な部分のある息子を、そのまま受け入れてくれるメンバー。
車で寝てしまい、寝起きでめちゃくちゃ機嫌が悪くてもそのまま気にせず受け入れて、本人のやる気がでるのをそっと待ってくれる優しい雰囲気。
息子にとって安心できる場になっているのだと思います。
まさに、ファミリー!

そんなファミリーの場(週1の定例会)でみんなが発する言葉は、息子にとってすんなり受け入れられる言葉。
2歳の頃「ひっぽーつぁいはいわい!」と急に中国語を発した時や、最近になり、「ツァイチェンツァイチェンぼ〜よんめ〜」とさよならの歌を歌っている姿を見て、ちゃんと聴いて、自然と音が蓄積されてるんだなぁ〜と驚きます。

私自身は言語に対するハードルが確実に下がったし、ことばにどんどん興味が湧いています。今日聞こえたあの音は韓国語でこんな意味かななど発見もあり、少しずつだけど自分のものになっている実感があります。

また、ファミリーで他の子ども達の成長を間近に見ることができることは、息子や私にとっても財産だと感じています。

韓国交流に行った!アメリカに行った!子どもだけで旅に出た!
そんな体験を、少し前より確実に自分に自信の付いた表情で、自分のことばで話してくれている姿は力強くて感動します。
これまで高いハードルの様に見えていたものは挑戦したら超えられるハードルだった!の体験談を聞くたびに自分自身にも勇気が湧いてきます。
息子にとってもきっと追体験できる貴重な時間だと思っています。

みんなの勇気に背中を押され、来春、初めての韓国ホームステイに申し込みをしています
息子と私、そして今お腹の中にいる息子の3人!
どんな珍道中になるのかな〜?心配よりワクワクが大きいのは、ファミリーの皆が「大丈夫だよ!楽しいよ!」と大変なことも楽しかったよ!と教えてもらったから。
ことばを学ぼうと思って入会したヒッポで、みんなからもらっていたのはことばだけじゃなく、言葉に対するモチベーションや価値観、体験も沢山贈ってもらえていたんだと気付かされます。私や息子達もこれから、そんな贈り物をどんどんできたらいいなと思っています!

(M・Oさん/山口県)