【体験談】多言語キャンプの魅力

参加のきっかけは、メンバーの体験談

2023年の夏、東京に住むヒッポメンバーAさんが無人島・釜島でのキャンプに参加した後、わが家へ泊まりに来ました。

釜島でのキャンプとは、ヒッポファミリークラブが開催している世代・国籍を問わず大自然の中で交流するキャンププログラムの一つ。岡山県にある無人島「釜島」で、野外活動家である二名良日さん(TVチャンピオン元無人島王)とTeam Futanaとともにさまざまな活動を行います。

香川県にあるわが家は釜島から1時間ほど。Aさんは、無人島キャンプの良さをたくさん語ってくれましたが、私には近すぎて初めはそれほど関心がありませんでした。しかし、彼女が真剣に語る無人島の良さや、彼女が伝えたい事を知りたいと思い、2024年のキャンプへ参加することに!

いざ、釜島へ!

周りに行ったことがある人はおらず、予備知識もないけれど、やりたい事だけを決めて準備。キャンプ当日、大きな荷物を背負って電車に乗り込みました。

そこで一緒のテントになった人との出会いが、無人島体験を冒険に変えてくれたのです。一緒に道なき道をナタで切り開いたり、腰まで海水につかりながら島を一周したり、流しそうめん台を作ったり、1人だったら絶対出来ないことが出来ました。

さらにやりたいと思っていた、さぬきうどん作り、うどんSADA(※)をみんなで踊る、ハンモックで寝ること、全て達成出来ました!それも参加してくださった方々がいたからでした。

*SADA(サダ)・・・ヒッポの音源CDの中で、音楽のみ収録したCDのシリーズ。ヒッポの活動では音楽に合わせて踊ったりゲームをしたりします。地域によっては、特産や観光名所を盛り込んだ「替え歌」にして、地域交流を楽しむことも。

心に残る、子供やユース達の姿

思ってもみなかった体験は、竹で花入れやコップ、箸、笛まで作れたこと。竹細工を教えてくださる方だけでなく、大人も子供もノコやナタ、キリなどを使い一生懸命になる姿に感動しました。
何も無いと聞いていた島でしたが、綺麗な花や食材になりそうな生き物・植物が沢山!見つけた花を飾ったら、子供達も同じように竹の花入れに笹を飾ったりして、真似っこしてくれました。

10代・20代のユース達の発想力や実行力も凄かったです。「最後の夜に何かする⁉️」と言って始めたミーティングから、いつのまにか凄いイベントに‼️
潮の満ち引きを考えたタイムスケジュールに、SADAやゲーム、キャンプファイアーに花火に至るまで、時間の無い中やり切る若い力を見せてもらいました。
イヤロン(高校留学)に行った人・これから行く人を中心に、砂浜で語り、眠る長い夜・・・。この時間が良き思い出だけで無く、どんな風に生かされて行くのか?ユース達のこれからが楽しみになりました。

釜島ならではの火おこし、海渡りや崖登りなど、Team Futanaの方々の支えがあってこそ安心して楽しむ事が出来ました。ヒッポのことを良く知って下さっているからこそのサポートには、頭が下がる思いです。

「何も無い」ではなかった!無人島キャンプの魅力

キャンプ日程は5日間(うち3泊が釜島)。最後の夜に開かれたシェア会でのこと。2日目に雨が降ったことが残念でわんわん泣いてた子が、「来年も来ます!」と1番に言っていたのが印象深かったです。無人島にはそう思わせる魅力があるのです!

「無の中は空っぽじゃなくて、中は詰まっているんだ!」二名親方のことばが響いた無人島体験。
そしてこれからどんな風にこの体験や繋がりが広がって行くのか、私の釜島の冒険はまだまだ続きます。

(香川県・Tさん)

ヒッポファミリークラブの多言語キャンプ