【体験談】一か月間のアメリカ留学を振り返って

 僕は今年アメリカの短期留学に行きとても楽しい思い出ができました。そこで感じたことを二つ紹介します。

 一つ目は言語の壁がとても厚かったことです。
母語が違うことによって、自分の思いを伝えることが難しかったり、ファミリーからの質問に答えられなかったりと会話で困ることがたくさんありました。しかし、後半になってくるにつれて、相手が伝えようとしていることが少しわかることになっていきました。そうするうちに、ホストと喧嘩することもありました。言語がわからなくてもコミュニケーションをとることができたので安心できました。家族でご飯を食べに行った時などには、自分の食べたい料理を“This”や“eat”など簡単な単語を使いながら自分の思いを伝えることができました。「伝わる」ということが本当にうれしいことなんだなあと実感できました。

 二つ目は、たくさんの種類の動物がいたことです。
僕がお世話になったところは、たくさんの小動物がいました。日本にいると人間が暮らしているところではあまり動物が来ません。でも、庭にリスが遊びに来たり、ウサギ、鹿、アヒルを見たりすることも日常的でした。最初に見たときは心臓が飛び出るほど驚きましたが、気づけばそれが日常になってしまいました。たくさんの動物たちとの出会いに癒されて気持ちをリラックスさせることができました。ぼんやりと窓の外を眺めていたのも、素敵な思い出です。

 一か月という短い留学でしたが、喧嘩したり動物を見たりバスケをしたり心に残る体験がいっぱいの留学になりました。ホストファミリーとの会話が次第にできるようになった経験はとても大きく、ヒッポの活動のおかげだと感じています。文字は会話よりも課題が残るので、これからも学校での英語もヒッポでの交流も大切にしながらたくさん学んでいきたいです。

(S・Kくん/中1/鹿児島県)

アメリカ交流に送り出した感想(S・Kくんのお父さんより)

急に「アメリカに行きたい」と言い出したわが子。どこまで本気なのだろうかと考えながらも一か月間のホームステイに申し込みをする。せっかく行くのだから実のあるものにしてほしいと感じながらも、親として送り出す経験もなく、何から準備すればよいのだろうと右往左往する日々。たくさんの音をためてあげよう、口にする環境を作ってあげようと思いながらも、本人の本気具合が見えてこない葛藤。このころを振り返ると本人も申し込んだことを後悔したこともあったそうだ。案ずるよりも産むが易しだと言い聞かせながらもただただ「不安」ばかりが募る日々であった。
 しかし、出発まであと一週間ともなると親子ともども開き直り、ウキウキしながら準備が完了。ステイ先も決まり、お土産を買い、イメージを膨らませる。ここまでくると無事帰ってきてほしいという気持ちだけになる。わが子ならなんとかなる。何とかしてくれるだろうという思いから最後の送り出しを行う。
羽田空港でも見送り。サラッとわかれ、振り返りもせずに離れていくわが子に頼もしさを感じつつも寂しさも感じる。頼もしい背中を見送り、お土産話を楽しみにするのみ。

 一か月後。久しぶりの再会。一番の感想は「大人になったな」ということ。テンションの抑揚が激しかった部分があったが、落ち着いて感想を話してくれる。他者とのコミュニケーションについて感じるところがあったのかな?ほかにも、家のお手伝いも文句を言わずにてきぱきこなしてくれるようになった。アメリカでもステイ先でがんばっていたのかな?
まだまだ聞き出し足りない部分は多々あるけれど、これからも成長・変化が楽しみだ。