ヒッポファミリークラブは、地域の定例会(=ファミリー活動)を企画・主催する「フェロウ」がいます。フェロウは「先生」ではなく、一緒にことばを見つけていく「仲間」であり、「研究員」。それと同時に、場をまとめるお母さん的な存在です。
今回は、そんなフェロウの目線でふだんのファミリー活動を振り返った体験談をご紹介します。
ヒッポのファミリー活動では、ホームステイ交流の準備、報告をしながら、ことばも心も育っていきます。
ファミリーの仲間が聞いてくれるから、初めは上手く言えなかった自己紹介も、少しずつ自信を持って言えるようになってきます。

ヒッポのオリジナル音源をみんなで聞いて、まねっこしたり、ことばの発見をシェアすることで、知っている音がどんどんたまっていきます。
「Kくんの好きなことは、どんなことかな?」「ホームステイに行って、ホストファミリーとどんなことがしたい?」
と具体的に話していくことで、今の自分はどんな準備が必要かな?と考えていくことができます。
そんな日常のファミリーの活動が、とっても大切なホームステイの準備です。
ファミリーのみんなが応援隊となってくれるから、ホームステイ中も頑張ってこれるのでは、と私は思います。

ホームステイから帰ってきたら、どんなホームステイだったか、ファミリーで話します。
楽しかったこと、嬉しかったこと、頑張ったこと、大変だったこと・・・話せることをすべて話してみます。
それを、受け止めてくれる仲間がいるから、大変だったなと思ったことも、話すことで乗り越えていけるんだなと思います。
帰国してからも、何回も何回も報告することで、どんどんことばは育っていって、話せるようになってきます。
そのお兄ちゃんの楽しそうなホームステイの報告を聞いて、小さな子達は、いつかホームステイに行ってみたいな〜と自然とあこがれていくようになります。
こんな温かいファミリーの環境を、大事にしていきたいです。

(K・Oさん/広島県)